昨年11月に、AICがシンガポールのCUBIX INTERNATIONAL PTE LTDと基本合意した実写版『バブルガムクライシス』の製作が動き出す。 シンガポールに拠点を持つメディア企業Axxis Internationalは、5月14日に実写版『バブルガムクライシス』の製作契約を映画祭の開催中のフランス・カンヌで調印したと発表した。Axxisグループは、シンガポールを拠点に映画やCG作品の企画・製作、配給などを手掛けている。 今回Axxisは日本のアニメ製作会社AICと協力し、オーストラリアのArclight Films、カナダのWizzfilms、中国のInfotainment China Media そして英国のLatec Internationalと製作契約の調印を行なった。 Axxisによれば、これは日本、シンガポール、オーストラリア、カナダ、中国、英国の6カ国が共同製作
エンタテインメント企業グループの角川グループホールディングス(角川GHD)は、4月28日に平成21年3月期(20年4月~21年3月)の決算発表を行った。 連結売上高が前年比6.1%減少の1416億1100万円だったほか、営業利益は30.5%減の35億6500万円、経常利益は31.7%減の40億6200万円とやや停滞感の漂う結果となった。また、投資有価証券評価損39億9700万円、減損損失22億5300万円を計上したことから、当期純損失は52億500万円と前年に続き最終赤字となった。 こうした業績は出版事業が堅調に推移したのに対して、映像事業が苦戦したためである。また、情報誌やウェブ、モバイル関連から構成されるクロスメディア事業も停滞している。出版事業の利益の一部を両事業が相殺しているかたちである。 その出版事業の売上高は、前年比1.2%減の711億5800万円、営業利益は14.1%増の5
4月22日発売の週刊少年サンデー(小学館刊)から連載をスタートする高橋留美子さんの『境界のRINNE』が、発売同日から米国のファンも楽しめることになった。 4月15日に、米国のマンガ・アニメ企業の大手VIZメディアは、4月22日から北米の高橋留美子ファンに向けた新サイトThe Rumic World.comを立ち上げることを明らかにした。新サイトは同地域のファンに高橋留美子さんやその作品に関する最新情報を届ける。 そして、このThe Rumic World.comオープンの最大の目玉が、日本では4月22日から連載が始まる『境界のRINNE』の同時配信となる。作品は日本の連載ペースに合わせて毎週更新していくとしており、日本と並行してリリースされる。 ここ一年で日本のアニメの国内外同時リリースは急激に増え始めているが、マンガ連載と海外でのオンライン配信を同時展開するのは始めてのケースである
米国最大のコミックス、マンガ、グラフィックノベル専門の出版取次ぎダイヤモンド・コミック・ディトリビューター(Diamond Comic Distributors)が、大手マンガ出版社VIZメディアの商品1000点以上の取り扱いを停止するとして波紋を呼んでいる。米国のコミックス情報ブログComics212の記事で明らかになった。 Comics212によれば、この情報はダイヤモンド・コミックが同社の取引先に直接伝えたものである。リストにあがった作品は、現在の在庫がなくなったあとは追加の発注は行なわないという。 取引を停止する作品には『名探偵コナン』や『テニスの王子様』、『金色のガッシュ!』、『めぞん一刻』といった人気作品が含まれている。さらに『NARUTO』のDVDやムック本などもリストに挙がるなど、かなり大胆な取り扱作品のリストラである。 ダイヤモンド・コミックは北米最大のコミックス専門
海外マンガ出版事業のTokyopopのドイツ法人Tokyopopドイツ(TOKYOPOP GmbH)が明らかにしたところによると、講談社はTokyopopのドイツでの自社マンガタイトルの契約更新を行わない方針だという。これはTokyopopドイツの公式フォーラムで、同社が自ら明らかにした。 同社によれば今回の講談社の決定で、現在、シリーズを刊行中の『Beck』や『School Rumble』などの続刊は同社から発売されない見込みである。また、現在 発売されている作品についてもライセンスの終了後は更新がされず、Tokyopopドイツから引き上げられるとみられる。 講談社の今回の決定の理由については明らかにされていないが、背景には講談社自身の経営環境の変化とTokyopopの経営環境の変化が考えられる。 講談社は、現在米国でこれまでの現地出版社に出版ライセンスを付与するビジネスから、自らが
アニメ製作やマンガ出版を行うIGポートは、1月5日に平成21年第2四半期(20年6月~11月)の連結業績予想の利益を上方修正した。 売上高の予想は従来どおり36億円と変わらないが、8000万円としていた営業損失は500万円に縮小し、経常損失1億円は損益ゼロにそれぞれ修正された。さらに経常損失も1億6000万円から5400万円に縮小する。 IGポートはアニメ制作会社のプロダクションI.G、ジーベック、マンガ出版のマッグガーデンなどから構成される持株会社である。2007年12月に、(旧)プロダクション I.Gとマッグガーデンが経営統合するかたちで誕生した。 今回の業績修正は、このうちマッグガーデンの出版事業での利益率が改善したことなどによるものである。一昨年前まで事業不振で苦しんできたマッグガーデンの事業が、経営統合をきっかけに改善に向かっているようだ。 IGポートの業績予想は、もともと第
角川グループがYouTubeにアップロードされた自社グループ コンテンツから得た告収入が、昨年末に月間1000万円の大台を超えていることが明らかになった。 角川グループホールディングスは2008年1月にグーグルと提携を行い、動画共有サービスのYouTube上で協業することを明らかにした。その後、自社がアップロードするコンテンツだけでなく、ユーザーが自社のコンテンツを利用してアップロードした動画も積極的にビジネスに活用することを決めた。 角川グループはユーザーがアップロードした自社コンテンツの動画を自社の基準により、掲載許諾(公認バッジ付与)の是非、広告掲載、収益の配分などを決定する。角川グループが許諾をするコンテンツには、PV以外の短い本編やMADと呼ばれる二次創作が含まれていることなどが発表当時大きな話題を呼んだ。また、広告を付加することでビジネスでの収益化も目指した。 今回月間10
出版科学研究のまとめによると昨年(2006年)の国内コミック市場の販売金額は、4810億円と前年比4.2%減と初の5000億円割れとなった。 コミックは2年ぶりの減少、コミック誌は11年連続の減少、特にコミック誌の落ち込みが目立ちコミック誌の読者離れが続いているとしている。 国内のコミックスの販売の市場は、過去10年間緩やかな縮小傾向にある。1996年には市場は5847億円とされていたので、10年間で市場は2割近く減少したことになる。 今回は市場の象徴的な数字である5000億円の大台を割れたことで、あらためてコミック市場の縮小が注目されることになりそうだ。 こうした市場縮小の理由は、若年人口の減少に加えて、活字文化離れを指摘することが出来るだろう。特にコミック誌の販売減少は、携帯電話に娯楽時間を奪われつつあるといった社会状況の変化も指摘出来る。 映像作品の製作では、従来からマンガ原作
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く