京都大は6日、ロシアによる軍事侵攻の影響で学習や研究が困難になったウクライナの学生を受け入れると発表した。学費や生活費を支援するほか、単位取得もできるように対応する。 受け入れは、学術交流協定を結ぶキーウ(キエフ)工科大とタラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大の学生約30人を想定。期間は4月から1年間で必要に応じて延長する。授業料などの学費は免除する。 また、特別基金「ウクライナ危機支援基金」を新たに設置し、寄付金は受け入れた学生の経済支援に役立てる。自治体と連携して住居として公営宿舎などを用意し、一緒に避難してきた家族の支援も行う。 京大は「若い学生たちの学びや研究への意欲が無残に断ち切られている事態は耐えがたいこと。希望する学生の最大限の受入れを進めたい」としている。