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ブックマーク / www.hayakawabooks.com (4)

  • 学校も病院も行くことを禁じられた少女の壮絶な半生の回想『エデュケーション』/大原ケイ書評|Hayakawa Books & Magazines(β)

    ビル・ゲイツ、ミシェル&バラク・オバマらが絶賛して全米で130週以上ベストセラーリストにランクイン、400万部超を売り上げたノンフィクション、タラ・ウェストーバー/村井理子訳『エデュケーション――大学は私の人生を変えた』(原題:Educated: A Memoir)とはどんななのか? アメリカの出版事情に精通する大原ケイさんが紹介します。 よくアメリカは「自由の国」と言われるが、そもそもなんの自由かといえば、「宗教の自由」を求めてやってきた人々が作った国だ。宗教難民とも言える「ピルグリム」と呼ばれる人たちはWASP、つまり白人でアングロサクソンで、プロテスタント(カソリックに「プロテスト」していたからこの名がある)の人たちだ。 だが同時期に、この新世界ではどんな宗教もオッケーなのでカソリック以外の宗教の人もアメリカ行こうぜ、とこの土地を目指したので、イギリスのクェーカー教徒から、スイス地

    学校も病院も行くことを禁じられた少女の壮絶な半生の回想『エデュケーション』/大原ケイ書評|Hayakawa Books & Magazines(β)
    mayumiura
    mayumiura 2020/11/16
    うををを、これは読まねば。ホームレスから大学に入った少女の『ブレイキング・ナイト』を思い出したけど、親が「いなくても」「いすぎても」子の成長を阻むんですよね…。でもその壁を打ち破った彼女たち!
  • 【全文公開】感染症流行時に助け合いの精神がない者には、何よりもまず想像力が欠けているのだ。『コロナの時代の僕ら』より「運命論への反論」|Hayakawa Books & Magazines(β)

    運命論への反論 このように感染症の流行は、集団のメンバーとしての自覚を持てと僕たちに促(うなが)す。平時の僕らが不慣れなタイプの想像力を働かせろと命じ、自分と人々のあいだにはほどくにほどけぬ結びつきがあることを理解し、個人的な選択をする際にもみんなの存在を計算に入れろと命じる。感染症の流行に際して僕たちは単一の生物であり、ひとつの共同体に戻るのだ。 ここで、このところよく耳にする、ある種の異議について触れておきたい。それは、「ウイルスによる死亡率はどうやら低そうだし、特に僕のように健康で若い人間にとっては問題がなさそうだ。ならば、僕らは個人的なリスクを自分の責任で負って、日常生活を続けてみてもいいのではないだろうか。この手のちょっとした運命論の主張は、自由な市民の神聖な権利ではないだろうか」というものだ。 駄目だ。僕たちはリスクを冒すべきではない。これには少なくともふたつの理由がある。 ひ

    【全文公開】感染症流行時に助け合いの精神がない者には、何よりもまず想像力が欠けているのだ。『コロナの時代の僕ら』より「運命論への反論」|Hayakawa Books & Magazines(β)
    mayumiura
    mayumiura 2020/04/12
    “1972年の『サイエンス』誌にあった。「More Is Different」すなわち「多は異なり」だ。物理学者のフィリップ・ウォーレン・アンダーソン”
  • 何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】|Hayakawa Books & Magazines(β)

    何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】 編集部よりイタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』の全文を、著者の特別な許可を得て、2020年4月10日19時より48時間限定公開(終了しました)します。緊急事態宣言下の日において、今、このときに広く読まれるべきテキストだと考えたからです。 書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった年2月下旬から3月下旬に綴(つづ)られたものです。感染爆発を予感しながらも、最悪の事態を阻めなかったみずからとイタリアの人々、そして人類のふるまいを振り返る、著者の思考と後悔の記録です。 僕らはどこで、何を間違ってしまったのか? 図らずも到来してしまった「コロナの時代」をいかに生きるべきか? 日の私たちにとってもけっして他人事ではない、

    何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】|Hayakawa Books & Magazines(β)
    mayumiura
    mayumiura 2020/04/12
  • 「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」『コロナの時代の僕ら』著者あとがき|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「すべてが終わった時、当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」『コロナの時代の僕ら』著者あとがき コロナウイルス(COVID-19)の急激な感染拡大により、EU最速で非常事態を宣言、3月10日からは全土にて外出制限を行っているイタリア。だが感染の爆発は想像を超えるスピードだった……。 イタリアを代表する小説家であり、物理学博士でもあるパオロ・ジョルダーノは、母国の混乱のさなかで何を考えたのか。世界26カ国で緊急刊行される彼のエッセイ『コロナの時代の僕ら』で綴られる切実で誠実な思索は、気づけば「コロナの時代」を生きざるを得なくなっていた世界じゅうの人々の道標になるはずだ。 日でも緊急事態宣言が発令される今日、『コロナの時代の僕ら』に収録される著者のあとがき「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」を公開する。「まさかの事態」の訪れを拒めない僕らは、どう行動す

    「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」『コロナの時代の僕ら』著者あとがき|Hayakawa Books & Magazines(β)
    mayumiura
    mayumiura 2020/04/12
    全章読了&公開感謝。イタリアで2/29(第1章)から3/20(あとがき)に書かれたもの。自分の住む国のどの時点のコロナ状況に対応するか考えながら読むと、その時こうして「書いていた」人がいたのだとさらに胸に迫る。
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