大阪府立高校の女子生徒が生まれつき茶色い髪を学校から黒く染めるよう強要されたとして裁判で府を訴えていますが、17日、教育長が会見し「生徒の髪の色は生まれつき黒だという前提で指導した」と真っ向から食い違う認識を示しました。 訴状によりますと、羽曳野市にある府立懐風館高校に通う3年の女子生徒(18)は生まれつき髪が茶色で、入学時に母親が学校側に配慮を求めていました。ところが、教諭らは黒く染めるよう繰り返し指導。女子生徒は頭がかぶれるほど黒染めを繰り返しましたが「不十分」と指導され、去年9月以降、不登校になりました。 学校の校則によると「身だしなみについて」という規則の中で「染髪・脱色・エクステは禁止する」としていて、一連の問題に関し17日、教育長が初めて見解を述べました。 「私どもは地毛が黒ということで、学校現場は指導した。その地毛が黒というのは3人の教諭が根元を見て確認した。中学時代はどうだ