仏東部カルランと独ラウターバッハを隔てる国境で、釣りざおを使ってフランスパンを受け取るドイツ人のヘルムートさん(右、2020年4月18日撮影)。(c)JEAN-CHRISTOPHE VERHAEGEN / AFP 【4月20日 AFP】フランスと国境を接するドイツの町ラウターバッハ(Lauterbach)の住民は、新型コロナウイルスの流行下でも好物のフランスパンの購入をあきらめたりしない。感染対策で閉鎖された国境を挟んで、バゲットを「一本釣り」する人もいる。 ラウターバッハに暮らす人々にとって、国境を越えてフランスの町カルラン(Carling)へクロワッサンを買いに出かけるのは日常だった。 だが、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する措置で国境は閉鎖され、多くの住民はお気に入りのベーカリーに行けなくなってしまった。 そこで、カルランでベーカリーを営むミリアムさんは、ドイツ人の得意客たちが毎