Cは、ラテン文字(アルファベット)の3番目の文字。小文字は c 。ギリシア文字のΓ(ガンマ)に由来し、キリル文字のГは同系である。 キリル文字のСは別字で、ラテン文字のSに相当する文字である。 字形[編集] 筆記体 ジュッターリーン体 大文字、小文字とも半円形ないし不完全な円である。 フラクトゥールではのようである。 歴史[編集] ギリシア文字のΓ(ガンマ)が「く」の字の角度で書かれたものを丸めた形に由来する[1]。古ラテン語期には /k/ 音および /g/ 音の双方をこの文字で表していたが、のちにやや変形した G が別文字として分化し /g/ 音を担うようになるとともに、C はもっぱら /k/ を表すようになった。 ラテン語期を経て俗ラテン語期に入ると前舌母音の前に位置する場合に限り軟音化が進んだ(音価節参照)。 いっぽうラテン文字を使う西/南スラブ系の言語などでは C を [ts] と