私たちは夜間にまとめて睡眠を取っているが、多くの哺乳類は1日を通じて短いピリオドで睡眠を取っている。ヒトの体も早朝(午前2~4時)や昼下がり(午後1~3時)に眠気を感じるように出来ているのだ。 眠気を感じたときに無理せず仮眠を取れば、目覚めたあとの意識レベル、注意力が上がり、スタミナや運動能力、仕事の能率も向上することから、今ではナイキやGoogleなど、仮眠を推奨し、仮眠室を用意している企業も増えている。 航空会社も例外ではなく、パイロットは(もちろん副操縦士がいる場合だが)フライト中に25分程度の仮眠を取ることが認められている。これでパフォーマンスが34%、意識レベルが54%向上するそうだ。 仮眠は健康にもよい影響をおよぼす。シエスタ(昼寝)の習慣がある国は、冠動脈性心疾患(CHD)が少ないそうだ。2007年にギリシアで行われた2万4000人を対象とした調査によると、週に2回昼寝をする
![睡魔は我慢をしないのが得策 昼寝をすれば仕事の能率も上がり、心臓病も防げるらしい - IRORIO(イロリオ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9e6259bcc82ce49a1020f049e10404989220938f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Firorio.jp%2Fwp-content%2Fimages%2Fuploads%2F2012%2F08%2Fflickr_John-Tai-napping-e1345364926143.jpg)