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  • 『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(原書房) - 著者:パトリック・J・デニーン 翻訳:角 敦子 - 宇野 重規による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:パトリック・J・デニーン翻訳:角 敦子出版社:原書房装丁:単行(264ページ)発売日:2019-11-21 ISBN-10:4562057106 ISBN-13:978-4562057108 内容紹介: 多くの民主主義国家で不平等が拡大し、強権政治が台頭し、リベラリズムが機能不全となっている。注目の政治学者が政治、経済、教育テクノロジーといった様々な分野で見られる問題を検証し、失敗の原因と是正をさぐる。 ヨーロッパ各地の極右政党、トランプ大統領誕生、ブレグジット……リベラリズムとデモクラシーはもう終わりなのか? 2018年7月にオバマ元米国大統領がフェイスブックで称賛、いまもアメリカで話題を読んでいる政治学書が日でも先日翻訳出版された。政治学者・宇野重規による解説を公開する。 リベラリズムは死に体か?昨今、リベラリズムやデモクラシーの衰退を説くは多い。無理もないだろう。これま

    『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(原書房) - 著者:パトリック・J・デニーン 翻訳:角 敦子 - 宇野 重規による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    mcgomez
    mcgomez 2020/01/07
    "伝統的な社会や組織から解放されたと思った個人は、実は国家と市場という、より大きな機構に自らの運命を委ねてしまっただけではないか。個人は自由になったのではなく、より脆弱になり、依存的になった"
  • 『服従』(河出書房新社) - 著者:ミシェル・ウエルベック 翻訳:大塚 桃 - 柳下 毅一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:ミシェル・ウエルベック翻訳:大塚 桃出版社:河出書房新社装丁:文庫(324ページ)発売日:2017-04-19 ISBN-10:4309464408 ISBN-13:978-4309464404 神なき現代において精神的に満たされぬインテリは何によって救われるのか?ミシェル・ウエルベックは、今現在世界でもっとも偉大な作家でも、もっとも売れる作家でもないかもしれない。だが、現代でもっとも重要な作家であることはまちがいないだろう(ぼくがそう思っている作家はあと2人いて、それはチャック・パラニュークとウラジーミル・ソローキンである)。その現代性があらためて注目されたのは最新作『服従』がフランスで発売されたときだった。2022年、フランスにイスラーム教徒の大統領が誕生するという筋書きの『服従』が発売される当日、風刺雑誌『シャルリー・エブド』がイスラーム教徒のテロリストに襲撃され、10名を超え

    『服従』(河出書房新社) - 著者:ミシェル・ウエルベック 翻訳:大塚 桃 - 柳下 毅一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    mcgomez
    mcgomez 2019/09/22
    "人は自由を求めてきた。自由を求めて王を殺し、神を殺した。だが、本当にそれで現代人は幸福になったのだろうか?"現代人は、実は自由など求めていないのかもしれない。敗北し、“服従”することこそが望みだった"
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