これからの時代は、スキルアップに励んだり、倹約したりしないほうが幸せになれるのではないか。 『40歳からの"名刺をすてられる"生き方 疲れた職場で生き残る8つの法則』(田中靖浩著、講談社α新書)は、大胆にも思えるそんな提言をしています。 タイトルにもなっている「名刺をすてられる生き方」とは「会社に依存しすぎない生き方」だと著者は言いますが、それはどんな生き方なのか。その点についての具体的な記述がなされている本書から、すぐに役立ちそうな「疲れた職場で生き残るための8つの法則」の要点を紹介します。1.会社とアームズ・レングスな距離をとる 密着した支配・従属関係から、独立共存関係へと世の中が動く時代だからこそ、会社と「腕の長さ(アームズ・レングス)くらいの距離を保ち、対等な関係へと移行することが大切。「適切な距離を心がけて仕事をしよう」(116ページ)と著者は言います。 2.サラリーマンこそ、ソ