選挙のインターネット解禁は実現を目前にして政治日程で先送りになった。ネットの政治への有効利用について、ネットによる直接民主制や「新しい政治家」像を提言する、批評家で小説家でもある東浩紀・早稲田大学教授(現代思想)に聞いた。 現行の政治システムうまく機能しているか ――東さんは、2009年の政権交代後間もない頃、テレビ討論番組に出演し、「インターネットによる直接民主制」を主張しました。具体的にはどのようなイメージですか。 東 人口が5万人ていどの市町村なら、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを使えば直接民主制が可能だと発言しました。放送当時、(ミニブログ)ツイッター(Twitter)では、勝間和代さんや堀江貴文さんら著名人の場合、1人に対して10万人以上ものフォロワー(定期的に閲覧するため登録した人)が付く場合があり、見た人から寄せられた「つぶやき」に答えを返している、そん
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