富士通は、2010年3月6日に行われた取締役会において、前社長である野副州旦相談役を解任することを決定した。 一部報道において、2009年9月25日に同社代表取締役社長を辞任した野副州旦氏が、辞任取消を求める文書を富士通に送付したことが明らかになり、これを発端とした事態を受けて決議したものと見られる。 野副氏は、代理人の弁護士を通じて、2月26日付けで、富士通に対して、臨時取締役会の開催を要求する文書を送付し、その場で名誉回復の機会を設けることなどを要求。だが、これに対して、富士通では回答期限となる3月3日付けで代理人を通じて、開催を拒否する内容を通達した。 2008年3月27日の野副氏の社長就任会見で、左から間塚氏、野副氏、黒川氏(関連記事はこちら) 2009年5月14日に開催された富士通フォーラムの基調講演でFUJITSU Wayについて説明する野副氏(関連記事はこちら) 2009年7