北秋田市綴子の医療法人社団博愛会・鷹巣病院で入院患者らにインフルエンザが広まり、49人が集団感染、お年寄り6人が亡くなった。院内の感染対策はどうなっていたのか。県が発表した6日、病院側は「責任者不在」を理由に経緯を明らかにしなかった。 県によると、10月31日に80代男性が、今月2日には90代と60代の男性、70代女性の計3人が死亡。さらに4日に80代女性、5日に80代男性が相次いで亡くなったという。 国道7号沿いの鷹巣病院には6日夕、報道関係者が詰めかけ、病院側に説明を求めようとした。中に職員らがいるものの、インターホンにはほとんど答えず、電話にも出ない状態が続いた。外からは、看護師とみられる人たちが廊下を行ったり来たりする姿が確認された。しかし、声をかけても反応はなかった。病院関係者とみられる人に問いかけたが足早に去った。 午後6時45分ごろ、病院職員からの依頼を受けて警察官が巡回に訪