最近になって中学校で「薬害」について学ぶための冊子が厚労省と文科省の協力の下で作成されたとの記事を目にしました。意味合いが一定しないので個人的には極力使いたくない言葉ではあるのですが,義務教育の中でそんな「薬害」をどう扱うのか,興味深いところです。厚労省によると, 厚生労働省医薬食品局では、平成22年7月から、文部科学省の協力を得て、「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」を開催し、中学3年生を対象とした薬害を学ぶための教材についての検討を行いました。様々な方からご意見を伺いながら検討を行い、平成23年3月に本教材が完成しました。 本教材は、「薬害」と呼ばれている医薬品等による健康被害を知るとともに、その発生の過程や社会的な動き等を学ぶことを通じて、今後、同様の被害が起こらない社会の仕組みの在り方等を考えることを目的としており、主に社会科(公民分野)で活用されることを想定してい