『週刊大衆』連載 平成16年11月8日からの連載記事から この連載は1冊の本にまとまり全国書店で販売中 タイトル『オーラの運命(さだめ)』双葉社 宇宙に訊け(そらにきけ) 其の十八 ★ 霊界の宣伝マンが薔薇色の「死後」を説く ★ 早いもので、今年で終戦から60年になるわけだが、若い諾君は学徒出陣という言葉を知っているかな。太平洋戦争に突入した日本は、兵員不足を補うために、たくさんの大学生・専門学校生を徴兵し、軍隊に入れたんだよ。 私がこの学徒出陣で行った先が、千葉県の佐倉六十四部隊木村中隊第四班だった。当時、学徒兵は50万人いて、このうち、大学生は5万人だけ。つまり、中央大学の学生だった私はエリートだったんだ。しかし、兵士としての出来は、まことにもって悪かった。 それでも幹部侯補生だから階級だけは上がるんだ、これが。二等兵から始まり、一等兵、上等兵となり、3ヵ月後には兵長だ。だからといって