海外円債ラッシュ、5月起債額は5年ぶり高水準-英ロイズや米KKR 日向貴彦、Ayai Tomisawa 5月の海外発行体による円建て債の発行総額が、同月として5年ぶりの高水準となった。円金利の先高観が高まる中、海外勢の円での調達が相次いでいる。 24日は英ロイズ・バンキング・グループが339億円のサムライ債の発行条件を決めた。5月はインドネシア共和国や米投資会社KKR、ドイツ銀行も円建てで起債しており、ブルームバーグの集計によると同日時点の起債総額は4773億円と、5月として2019年(5136億円)以来の大きさとなった。月次ベースでは昨年11月以来の高水準。 日本銀行が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測から国債利回りに上昇圧力がかかっており、長期金利は今週、11年ぶりに節目の1%に上昇した。ブルームバーグ指数による円建て債の利回りも上昇傾向にあるが、円債での調達コスト
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