ものやサービスの値段は時代によって変わるものです。「高い」「安い」の基準になっている貨幣の価値も時代によって大きく変わります。 さまざまな分野のものやサービスの「お値段」を比較してみましょう。 現在は携帯電話、電子メール、SNSなどのさまざまな通信手段が普及しています。この進化によって、相手の電話番号を知らない、住所もなんとなくしか知らない……ということも当たり前になっています。 例えば、今からちょうど100年前は第一次世界大戦が終結した1918(大正7)年になりますが、郵便制度が始まったのが、その3年前の明治4(1871)年4月20日。当時の郵便配達人の服装は、紺色の「法被」に「竹の子笠」を頭にのせ、股引き、脚絆、わらじといった出で立ちでした。隔世の感がありますね。さまざまな分野のものやサービスの「お値段」を比較する8回目。今回のテーマは郵便料金です。 歴史や価値とともに変化する「お値段