業務ソフトウェア大手のSAPが、Praxis Software Solutionsを買収した。SAPは自社製品にPraxisのオンデマンドアプリケーションを組み込む意向だ。 Praxisの技術が組み込まれようとしているのは「SAP Business One」である。同製品は、中小企業がオンラインストアを出店したり、インターネット経由で顧客関係管理(CRM)機能を利用したりできるようにする製品だ。 SAPは、長年のパートナーであるPraxisを買収することで、2つの重要なアプリケーション「NetPoint Commerce」「NetPoint Focus」を手に入れることになる。前者は、カスタマイズ可能なショッピングカートと顧客サポートの両機能を提供する電子商取引パッケージで、企業間(BtoB)と企業-消費者間(BtoC)の両方のニーズに対応するデータアクセスを1つのウェブサイト上で提供する