無人カフェ「DRINK STATION」には会社員らが次々と立ち寄る=大阪市北区の大阪駅前第3ビル地下1階 店員はおらず、自動販売機がずらり。大阪市や神戸市の中心部で、こんな「無人カフェ」が人気を集めている。経費削減、ボーナスカットと暗い話題ばかりの中、「1杯350円のコーヒー代も節約したい」という会社員らにとって、都心のオアシスになっている。(石山英明) ◇ 平日の昼下がり。大阪市北区の大阪駅前第3ビル地下1階の「DRINK STATION」はお客でいっぱいだった。1本80〜100円の缶コーヒーやジュース、食べ物の自販機が4台並ぶ。店員はおらず、約20坪に約50席。会社員や学生が書類や本を読む光景は、喫茶店と同じだ。 週に3回程度利用する会社員男性(67)は「喫茶店だとコーヒーがここの倍以上。不況のご時世、1円でも安くすませたい」。大阪市淀川区の専門学校生女性(22)は「清潔