注腸造影検査(英語:contrast enema、アインラーフとも言う)とは、消化管造検査のひとつで、肛門からX線造影剤(硫酸バリウムやガストログラフィン)を注入しつつ、大腸のX線透視撮影を行い、大腸疾患の有無を確認する検査のことである。 概要[編集 | ソースを編集] 注腸造影検査では大腸粘膜の細かな病変を確認できるため、大腸疾患の早期発見・早期治療に効果がある。 検査方法[編集 | ソースを編集] 注腸造影検査前には、腸を徹底的に清掃する必要がある。世間一般では検査前には飲食を控えると言い伝えられているが、近年ではより確実に洗浄するために透明な液状の流動食を与えられることや下剤を飲まされることもある。 注腸造影検査は、肛門にゼリー状の麻酔をぬり、チューブを挿入しそこからX線造影剤を注入しつつ、体を回転させてシャッフル、大腸が良く見えたところでX線透視撮影によりX線造影剤の流れを観察する