前回の記事(「プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会」(12月2日)開催のお知らせ)でも少しふれたが、なぜPMBOK Guide(R)には「設計論」がないのか、不思議に思われている方も多いと思う。米PMI (Project Management Institute)が'90年代に作成し、現在は改定第6版になっているPM界の標準ガイドブックは、10個のマネジメント領域を定義している(最初は9個だったが、途中からStakeholder Engagementが加わって、10個になった)。その10のエリアには、「調達」や「品質」があるのに、肝心の設計マネジメントがない。 プロジェクトにおいて、もしも設計がまずかったら、実装段階でどんなに頑張っても、良いプロダクトは生まれない。つまりプロジェクトの価値は上がらない訳だ。プロジェクト・マネージャーの任務は、プロジェクトの価値を最大化することのはず
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