2015年2月に、東京・清澄白河に1号店を出店、現在は都内で6店舗を運営するブルーボトルコーヒー。コーヒー豆を自社で焙煎し、1杯ずつハンドドリップで入れる、いわゆる「サードウェーブ」のコーヒーショップとして知られ、人気を博してきた。しかし、このブルーボトルが、先進技術を積極的に取り入れる“テクノロジー企業”であることは、意外と知られていない。 ブルーボトルでは、コーヒーの生豆を仕入れ、自社の焙煎拠点で焙煎(ロースト)、配合(ブレンド)し、各店舗に運んで粉砕(グラインド)。バリスタが抽出(ドリップ)して客に提供する。ただ、ブルーボトルはいまや米国と日本で29店舗を展開している。鮮度の変化に伴って刻々と変わるコーヒー豆から、複数いるバリスタたちが同じ味を抽出するのは難しい。ブルーボトルコーヒーとして、全店舗で味の差がないコーヒーを提供するにはどうするか。そこには、こだわりの技術が導入されていた
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