肥満は健康によくないとはいえ、健康上の理由を超えて人格の欠点のように扱われてしまう現実もあります。肥満の人の調査で、肥満を恥ずかしく思わない人のほうがメタボリックシンドロームが少なかったことが報告されました。 肥満に対する偏見と健康状態の関係 アメリカのペンシルバニア大学などの研究班が、肥満に対する自分自身の偏見と健康状態の関係についての研究結果を専門誌『Obesity』に報告しました。 この研究は、肥満治療薬のロルカセリンの臨床試験に参加した人のデータを解析したものです。 BMI(体重÷身長÷身長)が33以上、年齢は21歳以上65歳以下などの条件を満たす人が対象となりました。BMI33というのは、たとえば身長170cmなら95kgを超えるぐらいです。日本人には多くない高度の肥満ですが、アメリカではBMI30を超える肥満がしばしば問題視されます。 肥満に対する偏見とは? 参加者は、以前の研
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