透析を受けている人は、腎性骨異栄養症と呼ばれる代謝バランスの異常によって骨が弱くなることがあります。虎ノ門病院の研究班から、骨粗しょう症治療薬として知られるデノスマブを治療に使った結果が報告されました。 ◆透析中で骨密度が低い人を治療 研究班は、透析を受けていて骨密度が低く、カルシウムを含む電解質の異常が比較的軽度の範囲に収まっている患者11人を対象として、デノスマブによる治療を行いました。 デノスマブは骨粗しょう症に対しては6か月に1回の注射で骨を増やす効果があるとされる一方、血液中のカルシウムを少なくする副作用が知られているため、この研究では食物からのカルシウム吸収を促す作用があるビタミンDを併用することとしました。 血液中のカルシウムが少なくなりすぎること(低カルシウム血症)は、不整脈が起こりやすくなり危険と言われています。 ◆骨密度が増加、低カルシウム血症には注意 11人に6か月以
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く