2025年大阪・関西万博の会場に設置予定で、「2億円トイレ」として話題になったトイレのうち、1カ所が2回目の入札でも不成立となった。万博を運営する日本国際博覧会協会が15日、明らかにした。協会は予定価格は据え置く一方、材質や工法の見直しも含めて協議し、3回目の入札を実施する方針。 協会は会場内に約40カ所のトイレを設置予定で、うち8…
“空飛ぶクルマ”や物流ドローンを開発するSkyDrive(愛知県豊田市)とスズキは3月7日、静岡県磐田市にあるスズキの工場で、空飛ぶクルマの製造を始めたと発表した。 製造するのは3人乗りの「SKYDRIVE(SD-05型)」。2025年に大阪で開催される「日本国際博覧会」(大阪・関西万博)向けの機体に加え、販売用の機体も順次製造する。 両社は、22年3月に連携協定を結び、23年6月にはスズキグループの工場で24年春から空飛ぶクルマの製造を始めると発表していた。 また23年10月には、SkyDrive子会社のSky Worksを通じて製造協力契約を締結し、準備を進めてきたという。6日にはSky Worksの従業員全員と、SkyDriveの福澤知浩CEO、スズキの鈴木俊宏社長ら関係者が出席して工場の安全稼働を祈願する「鋲打ち式」を執り行った。 SD-05型は、12基のモーター・ローターを搭載す
Published 2024/02/28 20:33 (JST) Updated 2024/02/28 23:29 (JST) 2025年大阪・関西万博に参加する海外各国が自前で建設するパビリオン「タイプA」を巡り、日本国際博覧会協会(万博協会)が2月に公表した最新の建設工程に、複数国が間に合わない状況であることが分かった。各国関係者が28日明らかにした。協会はタイプAの建設遅れに対応するため、建築工事完了時期を従来の今年7月から10月に3カ月遅らせたばかりだが、新たな想定が早くも形骸化している。 協会幹部は取材に「(最新工程は)あくまで目安だ」とし、開幕日に間に合うように準備を進めていると強調している。 タイプAは当初、60カ国(56施設)が予定。このうち着工に必要な行政手続きの完了が確認できたのは、28日までにシンガポール、アイルランド、サウジアラビアなど7カ国のみ。最も工程が進んでい
(ひがし中通り商店会理事・小牟礼隆之さん)「いや~あれはさすがにめちゃくちゃ怖かったですよ」「暴漢、暴徒が来て商店街をめちゃくちゃにしにきたんかなって…」 その謎の集団は22日の夜8時ごろ突然現れました。数人どころではありません。画面の奥から次々と…50人を超え…60、70…80人に迫る数です。 (謎の集団)「フォ~!!」 (撮影者)「なんだこれ…」 この日は3連休前日。商店街には多くの人がいましたが、おかまいなし。通路の人々は端に追いやられ集団が去っていくのを、ただぼう然と見つめるしかありません。 (小牟礼さん)「最初は恐怖を覚えて、次に思ったのが許可を取ってるのかと。(商店会の)理事をやっているが、そんな話も一切出てこなかったし、ほかの理事に話を聞いたけど、何も知らないと」「当然、怒りがわいてきて」 事前に商店街側の許可も取らず我が物顔で走る謎の集団。一体、何者なのでしょうか。実は走っ
会場建設費が当初想定の約2倍に膨らむなど、トラブル続きで批判が集中している大阪・関西万博に、また新たな火種が――。 【画像】万博350億円リング「完成したらパビリオン作れない!」 万博では、会場全体の空調を集中管理する「地域冷房システム」を導入する予定だが、一部の国のパビリオンに個別の空調を設けることを万博協会が認めたと、2月24日の共同通信が報じている。 この“例外”が認められるのは、「タイプA」という、参加国が自前で建設を担う国のパビリオン。だが、コロナ禍後の建設ラッシュで、集中管理空調設備を扱う業者の確保が難航しているという。 「万博では、空調用の冷水や温水を集中的に製造し、導管を通して複数の建物へ供給する『地域熱供給』というシステムが採用されています。その省エネ効果は大きく、都市部のオフィスビルなどが多い場所で採用されています。 省エネ、カーボンニュートラルを理念として掲げている万
吉本新喜劇じゃなくてもズッコケてしまう。2025年大阪・関西万博の目玉の大屋根(リング)について、建設業界のトップから“ダメ出し”が入ったからだ。 驚きの発言は、ゼネコンなどでつくる日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)の22日の記者会見で飛び出した。 「(リング)内側のパビリオンなどの建設は、これから着工するものも多く、今後すべてのリングがつながった際には、内側への重機や資材の搬入に制約が生じる」 案の定だ。リングが建設資材搬入の邪魔になるのはシロウトでも分かる。 リングは高さ12メートル(外側20メートル)、直径約615メートル、1周約2キロに及ぶ世界最大級の木造建築物。屋根の上を歩ける凝った仕様で、すでに6割強まで工事が進んでいる。 常識的に考えて、本来はパビリオンの建設が先でリングは後なのだが、準備が遅れ、自前型パビリオン(タイプA)約60カ国のうちまだ5カ国しか着工できて
JR大阪駅に隣接した複合施設「JPタワー大阪」(大阪市北区)内に、新しくオープンする劇場「SkyシアターMBS」。2月19日にメディア向けの内覧会がおこなわれ、観客とクリエイターの要望をこれでもかと反映したその全貌が明らかになった。 ■ 演劇人から愛された「シアターBRAVA!」を継いで 故・蜷川幸雄氏や劇団☆新感線など、多くの演劇人に愛されながらも、2016年に閉館した「シアターBRAVA!」の後継となる施設。この劇場を運営していた「MBS 毎日放送」は、数年をかけて代替地を模索。 11年間営業したのち、2016年に幕を閉じた「シアターBRAVA!」(2016年撮影) 2020年頃に「JPタワー大阪」の入居が決まると、ビル関係者や現役の技術スタッフらとの打ち合わせを週2ペースで重ね、劇場が抱えがちな欠点を可能な限り潰していき、究極の理想と言える空間を作り上げた。 ■「会社帰りにフラッと訪
JR西日本大阪開発株式会社(大阪市北区、代表取締役社長 中西秀樹)が計画を進めている「バルチカ03(ゼロサン)」について、全出店店舗が決まりましたのでお知らせいたします。 「バルチカ03」は、「ルクア大阪」で人気を博す地下2階のバルゾーン「バルチカ」の派生ブランドとして、JR大阪駅西地区に開業する「イノゲート大阪」の商業フロア(2階~5階)に飲食店50店舗が集結する飲食ゾーンです。 「03」の名称は、「バルチカ03」がJR大阪駅西地区の新たな玄関口となる「梅田3丁目」に立地し、梅田で働くオフィスワーカーが、毎日通いたくなるような「サードプレイス」を目指すことに由来します。 また、4階・5階では、ファッションやトレンドに敏感な働く女性をメインターゲットとしたルクア大阪の「バルチカ」とは異なり、梅田で働く30代後半から50代の男性をメインターゲットとする「味わい深い名店」が集積することから、大
1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter → https://twitter.com/ogurapunk CONTACT → https://k-ogura.jp/contact/ DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 大阪・関西万博の会場建設費が高騰し続け、大きな批判を浴びている。当初1250億円と見積もられていた費用は、最大2350億円と約1.9倍にまで膨らんでしまった。そして、大阪万博のトイレの値段一つを取ってみても、「採算度外視」と思える現実が見え隠れする。(イトモス研究所所長 小
突然のご報告になりますが、このたび2024年3月17日をもちまして なかたに亭を閉店させていただく事になりました。 フランスに憧れ、その食文化に魅了され1987年になかたに亭を開店しました。 その後37年間、国やジャンルにとらわれずあらゆるものから刺激を受けて 自分らしいお菓子を追求してきました。 今まで足を運んでくださったお客様には心より感謝申し上げます。 私の考えに共感しご協力いただいたクリエイターの方々 理解を持って取り上げていただいたジャーナリストの方々 素晴らしい食材を届けてくださる取引業者の皆様にお礼申し上げます。 常に全力で仕事に取り組んでくれるスタッフ、応援してくれた友人達 献身的に支え続けてくれた家族にも感謝します。長い間本当にありがとう。 仕事を通じて沢山の方々と出会えた事が財産であり、 各地で活躍するOB、OG達が私の誇りであり自慢です。 そしてなかたに亭の味と思い出
2025年4月に開幕予定の大阪・関西万博を巡り、会場となる大阪湾の人工島・夢洲の地盤が最大で70センチ近く沈下する危険性のあることが、ノンフィクション作家・森功氏の取材で分かった。会場建設にあたっている関係者たちは危機感を募らせている。 【画像】公式キャラクター「ミャクミャク」と岸田首相 夢洲は元々、大阪湾の人工島として作られた埋め立て地だ。現在、海外からの参加国や企業のパビリオンなどに加え、万博のシンボルとされる「大屋根(木製リング)」の建設工事も進められている。木製リングの建設は3つの工区に分けて入札が行われ、2022年7月に落札したのが、それぞれ大林組、清水建設、竹中工務店が代表となる3つのJV(共同企業体)である。 地盤沈下を引き起こす原因となるのが、夢洲で行われた「盛土」だという。森氏は記事の中でこう指摘している。 〈リングは大林組が会場入り口付近の北東工区、清水建設が海側の南東
2日、住友化学が、2024年3月期で連結最終損益が2450億円の赤字になる見通しだと発表した。2000年以降で過去最高となる950億円の赤字の見込んでいた従来の予想を大幅に下方修正することになった。 【写真あり】万博会場に整備している木造の大屋根(リング)の工事現場 住友化学の代表取締役会長を務めるのは、経団連会長の十倉雅和氏だ。 十倉氏は、去年9月の会見で、「若い世代が将来不安なく、安心して子どもを持つには全世代型の社会保障改革しかない。それには消費税などの増税から逃げてはいけない」と、増税の必要性を訴え、世論の反発を呼んだばかり。 十倉会長は、吉村洋文大阪府知事が進める大阪万博協会の会長も務めるが、去年11月、定例会見で、当初のほぼ2倍となる最大2350億円にふくらんだ会場建設費について、「やむをえない」と発言。 350億円かかるといわれている世界最大級の木造建造物「リング」についても
地下駐車場に置かれた鉄製の作品には、さびが発生していた。特に右上のダクトから外気が直撃する箇所は塩素(海塩)の影響とみられる黄色みを帯びたさびが目立つ=大阪府の公表資料から、黒川弘毅さん撮影 「美術作品に直接ステッカーが貼られている」 大阪府が公表した資料には、赤茶色にさびた作品の写真とともに、目を疑うような言葉が記されていた。 所蔵する美術作品を地下駐車場に置くなど不適切に扱った問題で、府は30日、作品の活用や保全を検討する専門家チームの中間報告を公表した。中間報告では、府が咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場に6年間も置いていた彫刻105点について、さびやほこりなど「保管環境が要因と思われる劣化」があったと指摘した。 ステッカーをはがすと、その部分は周りと比べて、さびが少なかったという。温湿度の変化も調べた専門家は「(作品のさびは)2017年以降急激に進行したと考えられ、
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