日本の研究力低下が囁かれている。 8月8日、文部科学省の科学技術・学術政策研究所が公表した「科学技術指標2023」によれば、引用回数が上位1%に入るトップ論文数を表す「Top1%補正論文数」が日本は319本となり、国別順位で12位。実はこれは過去最低クラスの記録なのである。 【画像】東大から「内定取り消し」を受けた大学教授がどうしても伝えたいこと ちなみに1位の中国は5516本、2位のアメリカは4265本と二大国に日本は圧倒的な差を付けられており、スペインや韓国にも抜かれる結果となった。 論文数だけで言えば、日本は7万775本と世界5位にランクインしている。しかし、論文とは一般的に引用が多いほど価値が認められるもの。総論文数に比例する形で、質の高い論文数が高順位につけていないため、総体的に見ればアベレージで優秀な研究結果を出す力が低迷している感が否めない。 近年では、国による研究費の配分を