パソコンの半導体に新たな動きが起きている。これまで数十年にわたり米インテル(Intel)が市場を支配してきたが、新興勢力が次々と独自半導体を開発するようになり、インテル対その他多数の構図ができつつあるようだ。 これらのパソコンには、インテル製の代わりに、米クアルコム(Qualcomm)や米エヌビディア(NVIDIA)、米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、米アムロジック(Amlogic)、台湾・聯発科技(メディアテック)の半導体が搭載されるようになり、1991年からパソコンに貼られている「Intel Inside」ステッカーがいつか消える可能性があると、米ウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。 ■ きっかけはアップル、モバイルからパソコンへ 同紙によれば、きっかけは米アップルが1993年に発売したパーソナルデジタルアシスタント「Newton(ニュートン)」だった。そのモバ