加工食品には、賞味期限や内容量、栄養成分など、表示すべきものが食品表示法によって定められています。 原材料も、当然表示しなければなりません。 つまり、原材料表示を読めばその食品が何からできているかを把握することができます。 ただ、製品に含まれていながら、表示を免除される場合もあり、時に食品選びの障壁になり得ます。 今回は、その一例「原材料の原材料」について、記します。 大阪では昆布の佃煮が古くから名物とされ、「塩昆布」と呼ばれてきました。 こんぶ土居でも様々な昆布の佃煮製品を製造しています。 昆布佃煮に不可欠な素材は、昆布と醤油です。 通常甘味をつけられる場合が多いので、みりんや砂糖、他の副原料を加えられる場合がほとんどですが、極限までシンプルにするなら昆布と醤油だけでも製造可能です。 こんな製品を想定し、原材料表示がどのように表記されるかを考えます。 昆布は単に昆布ですが、醤油については