国立国会図書館は2月6日、同館が所蔵する資料の一部を複写して郵送するサービス「遠隔複写サービス」について、PDFで複写物の提供を始めると発表した。国立国会図書館に行くことなく、Web上で申し込んだ複写物のPDFをダウンロードできるようになる。取り扱い開始は20日から。 PDFによる遠隔複写サービスは、Web上で国立国会図書館のデジタル化資料を検索・閲覧するサービス「国立国会図書館サーチ」を通じて提供する。対象資料は、デジタル化資料を含めた国立国会図書館の所蔵資料。ただし楽譜や地図、写真集、画集、発行後1年以内の雑誌などは、著作権法などの規定により対象外になる。国立国会図書館の個人登録(本登録)しているユーザーであれば利用できる。 利用料金は、複写する資料の種類と複写方法によって異なる。画像1コマあたり、スキャナーで読み取る紙資料(図書、雑誌など)は83.6円、撮影を行う紙資料(古典籍資料な
