第814回の「1500円以下で買えるRaspberry Pi PicoサイズのRISC-VボードなMilk-V DuoでUbuntuを動かす」では、「Milk-V Duo」なる小型のRISC-Vボードに無理やりUbuntuをインストールしてみました。実はMilk-VはさまざまなサイズのRISC-Vボードをリリースしており、そのひとつがカードサイズの「Milk-V Mars」です。 今回はこのMilk-V MarsにUbuntuをインストールしてみましょう。大丈夫です。前回ほどひどいことにはなりません。 図1 RISC-VなシングルボードコンピューターであるMilk-V Mars Ubuntuでも公式にサポートするMilk-V Mars Ubuntu Weekly Topicsでも既報の通り、Ubuntu 24.04 LTSではMilk-V Marsを公式にサポートしています。さらには「M
はじめに Ubuntu の実機PCが追加で1台欲しかったため、AmazonでミニPCを購入した 3万800円の8000円引きなので、つまり2万2800円 RAM 16GB, SSD 500GB, Intel N100 でこれは破格の値段である 起動してみると、Windows11 Pro がプリインストールされていた (Amazon の製品ページには OS, Linux と記載されていたので、Windows が入っていてびっくりした) 一見、正常にライセンス認証されているように見えるが Linux 使いになりたい人向けの Intel N100 ミニ PC で構築する開発環境(1) - 構築する開発環境について の注意喚起の記載の通りにライセンスを確認してみると、以下のように出力された この VOLUME_MAK_channel ライセンスが市販のPCに入っているのがどういうことかというと あ
前書き 初投稿です。Ubuntuを利用したアプリケーションを勉強で個人開発しようと思ったのですが、プログラム自体はmacOSで書く、アプリケーションはUbuntuに載せるということで、テストや環境変数がちょっと面倒だなあと感じました。 軽く調べてみると、ローカルでもVirtualBoxを使えばUbuntu環境が作成できるみたいなので、試してみようと思います。 VirtualBoxをダウンロードします。 ダウンロードURLにアクセスします。 以下にアクセスします。 ダウンロードします。 環境に合わせてダウンロードします。 私の目的はMacローカルに構築することなので、「macOS / Intel hosts」を選択します。 ネットワーク環境によりますが、ダウンロードにはそれなりに時間がかかるので、次の手順を進めます。 Ubuntuをダウンロードします。 ダウンロードURLにアクセスします。
ホットエントリに挙がっていたこの記事に触発されて書きました。 はじめに 私は、さすらいの野良エンジニアです。システム開発歴は20年以上になり、現在は在宅で仕事をしています。先日ふと思い立って、サブで使っていたラップトップにUbuntuを入れました。その結果あまりに良すぎてメイン環境として普段使いするようになり、ラップトップではゲーミング性能が足りないので、余っていたデスクトップ機にもインストールして更に快適になってしまいました。 以降前の私の状況は下記です。 メインで使っていたのは、Windowsデスクトップ(RTX2060でゲームもする) サブ機としてM1 Macbook AirとWindowsラップトップ(XPS13)を使っていた その他、N100ミニPCにUbuntuを入れてちょっとしたサーバーとして使用 Windowsデスクトップ(RTX2060)が一台余っていた ここから、現在の
これまでUbuntuデスクトップ機として使ってきたPCを、自宅内での仮想環境実験場へと鞍替えします。仮想化プラットフォーム (仮想化基盤) の選択に関しては、VMware ESXiでの構築は過去にやったことがあるので、今回はProxmox Virtual Environment (Proxmox VE) での構築に初挑戦します。 Proxmox VEとは Proxmox Virtual Environment (以下、Proxmox VE) は、Proxmox Server Solutions社が開発しているオープンソースな仮想化プラットフォームです。Debian GNU/Linuxがベースであるため、Debianが対応しているx86_64の様々なハードウェアに導入可能という利点があるそうです。公式サイト・公式情報はこちら。 Proxmox VE - Virtualization Mana
さまざまなサービスを「ちょっとお試し」と利用していくうちに、いつの間にか大量の宣伝メールが届くようになってしまった人は多いはず。かといってネット上の使い捨て用メールアドレス作成サービスを使用するとセキュリティの心配やサービスが突然停止してしまうリスクがあります。「AnonAddy」はそうした使い捨てできる転送用のメールアドレス作成サービスで、オープンソースのためセルフホストが可能とのこと。早速Dockerを利用してセルフホストを行ってみました。 anonaddy/docker: AnonAddy Docker image https://github.com/anonaddy/docker Free, Open-source Anonymous Email Forwarding - addy.io https://addy.io/ AnonAddyを実行するにはTCPの25番ポート、800
2023年6月10日に、Ubuntuの母であるDebianの新しい安定版Debian 12(コードネーム "Bookworm")がリリースされました。今回のUbuntu Weekly Recipeでは、このリリースされたばかりのDebian 12 "Bookworm"について紹介します。 UbuntuとDebianの関係 さて、「Ubuntu Weekly RecipeなのにDebianの話なんですか?」という疑問を持たれた方もいるかと思いますので、まずはUbuntuとDebianの関係をごく簡単にまとめてみましょう。 Debian Projectは「誰もが自由に利用できるフリー[1]なオペレーティングシステムを作りたい」という目標のために連携したボランティア集団であり、OSとしてのDebianはこの成果としてリリースされています[2]。 Debian Projectは開発初期から今まで
kinneko@L2012:~$ minicom -D /dev/ttyUSB0 minicom: cannot open /dev/ttyUSB0: Permission deniedうざい。 Debianだと、こういうことはなかったような。 kinneko@L2012:~$ ls -l /dev/ttyUSB0 crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 Jan 17 19:11 /dev/ttyUSB0Ubuntuでは、シリアルはdialoutグループか。 歴史的にuucpとかになってるよりはいいな。 kinneko@L2012:~$ grep kinneko /etc/group adm:x:4:kinneko cdrom:x:24:kinneko sudo:x:27:kinneko dip:x:30:kinneko plugdev:x:46:kinneko
Nexus 5 に Ubuntu Touch インストールしてみました。 Ubuntu Touch は思っていたよりも簡単にインストールできました。 今回は Ubuntu Touch について紹介します。 カスタム ROM って何? その前にカスタムROMについて少し話しておきたいと思います。 Android は、AOSP (Android Open Source Project) というプロジェクトで開発が行われており、名前の通りオープンソースなのでソースコードは誰でも手に入れることができます。 スマートフォンやタブレットなどの各メーカーは、このソースコードに各端末で動作するよう手を加えインストールして販売しています。 そのソースコードを利用して、世界中の有志が開発した OS が「カスタム ROM」と呼ばれます。 おっさんとしては ROM という呼び方に違和感がありますが、それについては
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