北海道地震に伴う大規模停電で、コンビニなど店舗のキャッシュレス決済が使えず、電子マネーに頼る消費者が絶望したという話題がネットを駆け巡った。 ネットの「はてな匿名ダイアリー」には9月6日、「完全電子マネー派の北海道民だけど積んだ」(原文ママ)との題名で、現金を持っておらずコンビニで何も買えないため諦めて帰ったという内容が投稿され、こうも書かれた。「腹減った。現金持っとくんだった。これ積んだわ」(同)。 実際に同様の苦しみを味わった人がどれだけいたかは定かではないが、この投稿は大きな反響を呼んだ。キャッシュレス決済の脆弱性について、改めて浮き彫りになった形だ。一方、政府はキャッシュレス社会を推進したい考え。2018年4月にはそれまでの目標を2年前倒しし、2025年までに40%まで引き上げることを打ち出している。 災害大国の日本で、キャッシュレス社会は政府の思惑通りに進展するのだろうか。キャッ