マレーシアの少女(16)が、Instagram上で「本当に重要なこと。私は死ぬべきか生きるべきか、決めるのを手伝って」とアンケートを取った。回答者の69%が自殺に賛成し、反対した人は31%にとどまった。その結果、少女は自殺してしまうことに。現在調査中だが、少女の自殺にアンケート結果が大きく影響したことは想像に難くない。 匿名だと一般的に攻撃性が高くなることが知られている。Instagramのアンケートは実行者には誰がどのように答えたかが分かるが、匿名で利用している人が多いためにこのような回答が多くなったと考えられる。 10代の子たちは、匿名での見えない悪意を恐れているが、一方で自分でもそのような投稿をしてしまっているようだ。その実態と危険性について解説したい。 若者は悪意ある投稿をしがちな傾向 独立行政法人情報処理推進機構の「2017年度情報セキュリティに対する意識調査」報告書(2017年