トップ特集コロナ後に問われる教会と神学 ホッとスペース中原理事長 佐々木炎さん 人を見れば自ずと神が見えてくる 2023年4月21日 信徒の高齢化、牧師不足が深刻さを増す中、コロナ禍によって会堂に集うことを前提とした活動が制限された教会は、この数年間で根幹から大きく揺さぶられた。 介護から触法者支援まで、教会の働きとして福祉事業を展開してきたホッとスペース中原の佐々木炎さん(日本聖契キリスト教団中原キリスト教会牧師)は、これからの行く末をどう見ているのか。同じ施設でケアマネージャーとして働く林義亜さん(同教会協力伝道師)と一緒に話を聞いた。 断絶された「つながり」の回復 未曽有のコロナ禍で福祉業界も対応を迫られた。核家族化ですでに分断は深刻化していたが、一層「つながりの貧困」による格差が露呈した。制限の多い中、ホッとスペース中原ではさまざまな境遇の多様な人々がともに集って食事をすることを大