この代謝の1日の割合は「基礎代謝」が約70%、「活動代謝」が約20%、「食事代謝」が約10%と、断トツで「基礎代謝」が高い。この数字から、内臓を動かし基礎代謝を上げることが効率的であることがわかるだろう。 基本的に、「基礎代謝」は自分でコントロールできないものだ。心臓や肺の動きを止めることができる人はいない。では、意識して動かせる器官はどこだろうか。 基礎代謝のカテゴリーの中でも、エネルギーを消費する身体の器官は、内臓38%、筋肉22%、脂肪4%、その他16%といわれる。この4割近い内臓の運動の中でも食物を運ぶ“ぜん動運動”が内臓脂肪を消費しやすいため、ここにアプローチしたい。 食物繊維と発酵食品で胃腸を動かす 内臓を活発に動かす食べ物は、ずばり、“食物繊維の多い食品”だ。食物繊維の多い主な食品は以下のとおりである。 ・野菜…ほうれん草、ごぼう、エシャロット、オクラ、モロヘイヤなど ・大豆