「朗読」アプリはなぜウケた? 女子高生キャラクターの「乙葉しおり」が文学作品を朗読してくれるiPhoneアプリ『朗読少女』。App Storeでのリリース後、1カ月で約10万件のダウンロードを達成したヒットアプリだが、今、なぜ「朗読」がウケるのか。企画者でオトバンク社長の上田渉氏にヒットの理由と今後の展開を聞いた。 東京大学経済学部経営学科中退。複数のNPO・IT企業の立ち上げ・運営を経験。2004年にオーディオブックの制作販売を行うオトバンクを創業し、代表取締役に就任。出版業界の活性化を目指し、オーディオブックを文化として浸透させるべく日々奔走中 読書離れをどうにかしたい ──アプリを企画したきっかけは何だったのでしょう 読書離れが進む中で、読書習慣のない人に、本の楽しさに気づいてもらうには、どうすればよいのかをずっと考えていました。 今では、電子書籍が流通し始めていますが、その内容は紙