私は、基本面倒くさがり屋である。細かい作業も、「最終的に見栄え良くできればいいでしょ!」というノリでいつもこなしている。だから、料理のときに一番面倒なのが、食材を切る工程だ。全部ざっくり切って終わらせたい。玉ねぎのみじん切りやキャベツのせん切りなんて、できれば避けて通りたい。速水もこみちくんみたいに鮮やかな手つきで切りたいものだが。実際、私のみじん切りは荒い。せん切りも太い。でも、切り方なんてどうでもいいじゃない。美味しくできればいいじゃない! そう思っていたら、どうやら野菜の切り方ひとつで、料理の味が格段に変わるのだという。もしかしたら、細かく切るだけが能じゃない!? それならば、私のような不器用な面倒くさがりに朗報である。 “切り方”次第で、味も見栄えもぐっとよくなる?料理家・小田真規子さん曰く「食材の”切り方”を意識するだけで、味と見た目がまったく変わる」のだそう。小田さんがそのこと