前回執筆した「壊れる予兆を確認したのに「まだ大丈夫」でデータが全部消えた」とその前の「脆弱性を突かれて、実家と自宅の250kmを一晩で往復した話」は、いずれも書いた本人が驚くほど読まれた。自らの失敗をさらした日記のような内容だったのだが、読者の方がバックアップやセキュリティについて改めて考えるきっかけとしていただけたのなら幸いだ。 今回は、小型コンピュータ「Raspberry Pi」を使った話だ。といっても、何かと組み合わせて今まで思いも寄らなかった用途に使ったとか、特性を引き出すような高度な使い方をするといった、真面目な活用例ではない。 我が家の子どもの夏休みの自由研究、そのテーマにRaspberry Piを選んだのだ。具体的には「Scratch(スクラッチ)」で動くゲームと、「GPIO」に接続する段ボール製デバイスを子どもが自作した。Scratchは教育用にも使われているプログラミング
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