福井県・鯖江市は明治時代から1世紀以上も続くメガネ作りの街だ。メガネフレームの国内シェア95%(平成20年工業統計調査集計)を誇り、約6人に1人が眼鏡産業に従事する、いわば日本のメガネの聖地といえる。 その鯖江の名前を冠した「+38A」(プラスサバエ)というメガネを作るのが、1988年創業のプラスジャック。鯖江駅まで出迎えてくれた津田功順社長の日焼けした肌に似合う、白いセルフレームのメガネも「+38A」だ。このネーミングには「鯖江で作られたメガネであること。アルファベットの始まりのAには、ここから始めようという思いを。そして+には、鯖江が+方向に進んで欲しいという願いを。プラスは、我社の社名もかけています」。 この「+38A」シリーズは、曲げても折れない柔軟性と、絶妙なバランスのフワリとした掛け心地が最大の魅力。津田氏は手元のメガネのテンプル(メガネのツルの部分)をいきなりグイっと曲げ「い
EC(電子商取引)の弱点を逆手に取って、売り上げを伸ばすメガネ専門の販売サイトがある。2011年に、当時29歳の清川忠康氏が立ち上げた会社ミスタータディが運営する「Oh My Glasses(オーマイグラスィズ)」だ。 ECを行うメガネ店はこれまでもあったが、検眼や試着ができないという致命的な弱みがあり、なかなか普及していなかった。「この最大のボトルネックさえなくなれば、必ず人気が出る」と思った清川氏は、メガネのECの仕組みを考えた。 客はまず、気に入ったフレームを選ぶ。いきなり1本に絞り込む必要はなく、最大5本まで自宅でお試しできるようになっている。選んだフレームが自宅に届くので、サイズ感やデザイン、質感などを確認し、買いたいフレームを決める。 度付きレンズを入れたい場合は、フレームはすべて、いったんOh My Glassesに返送する。この場合、サイトの入力フォームかメールで度数情報を
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