タグ

ブックマーク / brevis.exblog.jp (5)

  • マネジメントとリーダーシップはどう違うか | タイム・コンサルタントの日誌から

    大学でプロジェクト・マネジメントを週1回教えていることは前にも書いたが、授業は毎回必ず、前回の復習と、学生から出た質問への答えからはじめることにしている。出席シートに質問欄を設けて、そこに気になったことへの質問をかいてもらうのだ。むろん授業でも最後に「質問は?」ときくのだが、だいたいの学生はなぜかその場では質問せずに、紙に書いてくる。 いろいろ出た質問の中から、いつも「日のBest Question」を選出し、その質問者の名前を明示してほめることにしている。良い質問を考えることは、単に回答を考えるよりも、ずっと価値があるからだ。一般に、マネジメントの問題には正解がない。正解がない中で、自分で考えて決めていかなくてはならない。これは、たくさんの正解を覚えてどれだけ早く答えるかを競ってきた東大みたいなところでは、とくに大切だ。 さて、「マネジメントとは何か」という授業をやった後で、面白い質問

    マネジメントとリーダーシップはどう違うか | タイム・コンサルタントの日誌から
    meganii
    meganii 2016/01/26
  • 海外プロジェクト・マネジメントにおけるシステムズ・アプローチとは 〜化学工学会展望講演(9/09)から | タイム・コンサルタントの日誌から

    ・・・ただいまご紹介いただきました日揮の佐藤です。日このセッションには、アカデミアの先生方、また実務界の諸先輩が大勢お見えになっていると思います。そこで、まず皆さんに考えていただきたい問題があります。 時は紀元前215年のこと。秦の始皇帝は、北方の異民族・匈奴の侵入を防ぐため、部下の将軍・蒙恬に城壁の建設を命じました。 今日「万里の長城」として知られるものの原型で、歴史に残るビッグ・プロジェクトでした。 しかし、長城はなかなか完成しません。そればかりか、苦役にかり出された民の怨嗟の声も届きます。そこで始皇帝は、自分の長男・扶蘇を現地に派遣し、建設事業の状態を調べることにしました。では、扶蘇が現地でまず調べるべき事は何でしょうか? ご自分が始皇帝なら、何を調べろと扶蘇に命じますか? (サイトの読者諸賢も、この先を読む前に、ちょっと考えてみてください。) 次に、第二問です。 今度は、皆さん

    海外プロジェクト・マネジメントにおけるシステムズ・アプローチとは 〜化学工学会展望講演(9/09)から | タイム・コンサルタントの日誌から
  • WBSのつくり方 | タイム・コンサルタントの日誌から

    WBSは、「仕事のBOM」である。私は最近、そう説明することにしている。プロジェクトという、始まりと終わりがある仕事の全体像を表現するには、それを構成している仕事の部分品ひとつひとつに分解して、どういう構成になっているかを示すのが一番分かりやすい。それがWBSである、と。 WBSはWork Breakdown Structureの略である。プロジェクト・マネジメントで使う用語だ。このWorkという英語はいささか多義語で、仕事(人の作業)のこともさすが、加工対象物(モノ)のことをも意味する。そのせいかどうかしらないが、WBSの作り方には従来、二通りの考えがあった。 まず、WBSは人の作業の構成表である、とする考え方がある。システム開発プロジェクトという仕事は、「要求分析」「設計」「実装」「テスト」「移行作業」などとブレークダウンしていく。「設計」はさらに「基設計」「詳細設計」「実装設計」に

    WBSのつくり方 | タイム・コンサルタントの日誌から
  • なぜなぜ分析は、危険だ | タイム・コンサルタントの日誌から

    「なぜなぜ分析」は、品質管理や労働安全管理などの分野で、よく用いられる手法だ。発生した問題事象の根原因を探るために、「なぜ?」「なぜ?」とくりかえして掘り下げていく。この問いかけを“5回はくりかえせ”と、よく指導しているため、別名「なぜなぜ5回」とも呼ばれる。元々、トヨタが発祥の地であり、トヨタ生産方式の普及とともに、他の業界や分野でも使われるようになった。 図は、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏の著書から一例をとって、図示したものだ。工場内のある生産機械が故障してとまったとき、「なぜ機械は止まったか?」の問いに、「オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたからだ」と答えただけでは、じゃあヒューズを交換して再起動すればいい、という答えしか出てこない。 しかし、なぜオーバーロードがかかったのか?→ (2)軸受部の潤滑が十分でないからだ、とほりさげ、 さらに (3)潤滑ポンプが十分組

    なぜなぜ分析は、危険だ | タイム・コンサルタントの日誌から
    meganii
    meganii 2015/01/24
  • わたしが新入社員の時に学んだこと | タイム・コンサルタントの日誌から

    紅海を見下ろすホテルのレストランで、私たちは事していた。相手はサウジアラビア有数の財閥企業のBusiness Development担当ディレクターだ。いわゆるアラブ風の白い民族衣装ではなく、ふつうの背広にネクタイの服装をしている。年齢は、たぶん私と同年代か、少し若いかもしれない。しかし財閥トップの信任の厚い彼は、もうすぐ役員のポストに手が届くだろう。 戒律厳しいサウジの卓では、けっして酒は供されない。それでも、一緒に事をするというのは、知り合ったばかりの人間同士がうちとけるには最良の手段の一つだ。デザートをべ、後のお茶やコーヒーを飲む頃には、出自を含めていろいろなことを話し合うようになっていた。 レバノン出身の彼は、きわめてきれいで立派な英語を話す。イギリスの大学を出て、英国企業に就職し、さらにMBAを取得して別の会社のポストを得た。結局、11年間イギリスに住んだという。それか

    わたしが新入社員の時に学んだこと | タイム・コンサルタントの日誌から
  • 1