「ブラック会社の見分け方」として、「個人別の営業成績を棒グラフにして壁に貼っている」という項目を見かけることがあります。しかし、営業には実績ありきという側面が確かにあり、それを隠すだけでホワイト企業になれるわけではありません。 問題は実績数値を、管理者がどう使い、どう評価しているかです。現場の管理職の評価のやり方が悪ければ、経営者や一人ひとりの営業マンが良心的な人であっても、「ブラック営業」が生まれてしまうことになるのです。 営業マンが「売っちゃった者勝ち」になる理由 ある中堅企業から、営業部隊の改善コンサルティングの依頼があったときのことです。経営者の悩みは「営業に対するクレームが多く、クーリングオフも多いが、何をどう変えればいいのかアドバイスして欲しい」というものでした。 そこで、クレームなどを多く生んでいる営業マンを追ってみると、意外にも会社から高い評価を受けている「営業成績優秀者」
![棒グラフを壁に貼っている会社は「ブラック営業」なのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/550a93b4e7bde6ef60227c3782fc0b5eabb164a4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fkaisha%2Fimages%2Forigin%2F2012%2Fkaisha137955_pho01.jpg)