千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦公園で、猫を捨てる住民が後を絶たず、市や公園管理組合が頭を悩ませている。19日には、猫2匹を捨てようとした老夫婦が動物愛護法違反容疑で木更津署に書類送検された。捨て猫は100匹以上いるとみられ、花壇を荒らすなどの被害も発生。市は「公園の環境を害している」と対応に苦慮している。(かずさ支局・武内博志) 【関連】引っ越し理由に高齢犬置き去り 飼い主から謝罪文、持病薬 「捨て場でない」憤慨 同市都市整備課や木更津署によると、今年4月6日夕、同公園で、木更津市内に住む70代と60代の夫婦が飼い猫2匹を捨てようとしているところを、市民が発見。通報を受けた同署が取り調べ、夫婦を地検木更津支部に書類送検した。 夫婦は猫好きだったが、猫をめぐって近隣住民とトラブルになり「(同公園なら)エサをもらえ、生きていけるだろう」などと考え、やむなく捨てることに。反省し、現在は2匹とも飼い続