自転車レースにおいて、フレーム内にモーターを仕込むといった「機械的ドーピング」が以前話題になったが、自転車ロードレース最高峰のツール・ド・フランスで機械的ドーピング対策としてサーモグラフィなどを使った検出システムが導入されることになったようだ(NPR、ツール・ド・フランス公式サイトのニュース)。 導入される検出システムは、サーマルイメージングカメラを利用して自転車の温度異常を検出するというもの。機械的ドーピングでは、フレーム内にバッテリーとモーターを組み込んでいるため、フレーム上で本来は高温にならない部分が発熱する。これをチェックして機械的ドーピングを調べるということらしい。システムはレースの舞台となる道路脇に設置され、レース中にフレームの異常を検出できるようだ。