【ニューヨーク共同】米娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーは14日、同業の21世紀フォックスの娯楽部門を約524億ドル(約5兆9千億円)で買収すると発表した。負債込みで総額661億ドルに達する。映画やテレビ番組の制作といった事業が含まれる。21世紀フォックス傘下でハリウッドの六大映画制作会社である20世紀フォックスがディズニーグループに入る。 映像コンテンツの拡充でインターネット動画配信事業を強化し、IT勢力に対抗する。ディズニー陣営は米映画市場の3割程度を占めることになり、米当局が買収を承認するかどうかが当面の焦点だ。