能力があれば誰でも仕事を受けることができ、新しい働き方として注目されてきたクラウドソーシング。しかし、実際に生活できるレベルの金額を稼いでいるのはごく一部だけ、という事実が明らかになり、議論になっている。 クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークス社が2月に公開した「2016年9月期 第1四半期決算説明資料」によると、2015年12月末時点のユーザー数は79.5万人。昨年同月末(26.9万人)から1年で約3倍にも増加した。 稼げているのは30~40代の専門職ユーザーが中心 しかし、昨年10月から12月末までの期間に、平均月収20万円以上を達成したユーザーは111人だけ。割合でいうと全ユーザーの約0.014%と、本当にごく僅かだ。 月収20万オーバーのユーザーの職種を見ると、最も多いのが、「ITエンジニア」で38.3%。次が「web制作」(27.7%)、「デザイナー」(23.7%)とな