『中国vs.世界』の著書・安田峰俊さんが語る中国取材の裏の裏 「東京五輪の最大の意義は、中国に生きたデータを提供したことです」 井上威朗 編集者 お久しぶりです。プロ野球と著者をからめたインタビューをやってきたカープおじさんですが、コロナ禍においてやれることが尽きてまいりました……。 プロ野球順位予想 セ・リーグ編――セイバーメトリクスの第一人者に訊く 斎藤貴男さんに訊くプロ野球・平成・自由と強制 地元漫画家夫妻に訊いたカープとの「付き合い方」 私ごときでこれなら、海外取材ベースの書き手はもっと大変なはず。大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた『八九六四──「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)など、無数の中国人を相手に精力的な取材を重ねて傑作を書いてきた安田峰俊さんも、渡航できない現状ではさだめし苦労しているのではないか──。 そう思って安田さんの最新作『中国vs.世界──呑まれ