クラウドコンピューティングの利用が拡大している。最近では大手だけでなく、中小規模でも各種サービスの検討・導入を進める企業が増えつつあり、市場で選択可能なサービスの種類も増加している。こうした中、「純国産」サービスとして堅調にユーザーを獲得しているのが、ニフティが提供するIaaS(Infrastructure as a Service)型パブリッククラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」だ。オンデマンドで素早くサーバ作成が可能で、高い処理能力と信頼性、月一ペースで登場する新機能などを強みにしている同サービスが、今後の競争環境をどのように捉え、差別化を図っていくのか。 CNET Japan 編集長の別井貴志が、同サービスの詳細や戦略、さらにはクラウドコンピューティング自体の展望なども含めて、ニフティ株式会社 クラウド事業部 事業部長の蔵原寛氏に話を聞いた。 常に進化を続ける純国産