防衛大学校卒業式で卒業生を前に訓示をのべる安倍晋三首相=3月22日、神奈川県横須賀市の防衛大学校(早坂洋祐撮影) 安倍晋三首相は22日午前、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、「現実から目を背け、建前論に終始している余裕はない。必要なことは現実に即した具体的な行動論と法的基盤の整備だ」と述べた。集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の見直しと法整備を進める考えを改めて示したものだ。 首相は、日本近海の公海上で米軍イージス艦が攻撃される事態を例示し「机上の空論ではなく現実に起こり得る。その時に日本は何もできないでよいのか」とも指摘。自身が掲げる積極的平和主義を踏まえ、「自衛隊の高い能力をもってすれば、もっと世界の平和と安定に貢献できる。世界は諸君に大きく期待している」と激励した。 平成25年度の卒業生は448人で、任官辞退者は10人。留学生はカンボジア、インドネシア、モンゴルなど
![首相「建前論に終始している余裕はない」 防大卒業式で訓示 - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d7082764994974e396a09e502235964263c9e484/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140322%2Fplc14032212020008-n1.jpg)