経団連の榊原会長は8日、宮城県にある東北電力の女川原子力発電所を視察し、全国の安全が確認された原発については早期に再稼働するべきだという考えを改めて強調しました。 榊原会長は8日、就任後、初めてとなる東日本大震災の被災地の視察として宮城県を訪れたもので、経団連の幹部と共に女川原子力発電所や女川町での復興事業を視察しました。 このうち女川原発では、新たな津波対策として現在、進められている防潮堤のかさ上げ工事の現場を訪れ、東北電力の担当者から工事の進め方や進捗状況などの説明を受けていました。 視察のあと、榊原会長は記者団に対して、「震災以降、企業、家庭とも電気料金が上がっていて、業種によってはコスト負担で廃業に追い込まれるところも出ている。全国の安全が確認された原発については、速やかに再稼働するべきだ」と述べました。 また、榊原会長は、経済界による被災地の復興支援について「経団連としても、会員