脳死判定の少女、心臓提供へ=法改正後5例目、大阪大で移植 日本臓器移植ネットワークは24日、北海道大病院(札幌市)で脳死と判定された15歳未満の子どもについて、家族が心臓の提供に同意したと発表した。25日朝に摘出手術を行い、大阪大病院(大阪府吹田市)に運んで18歳未満の少年に移植する予定。 15歳未満からの移植は2010年の臓器移植法改正で可能になって以来5例目で、心臓のみの提供は初めて。 移植ネットによると、子どもは10代前半の少女で、脳血管の病気で脳死に至った。臓器提供に関する本人の意思は不明だが、両親ら家族が「日ごろから人の役に立ちたいと言っていた」と承諾した。 心臓は子ども同士でないと移植が難しいため、18歳未満から提供された場合は18歳未満の患者を優先して移植される。(2014/07/24-17:53)