イラク北部のモスル近郊で、クルド人が自治するクルディスタン地域政府(KRG)に拘束されていたフリージャーナリストの常岡浩介さんが、7日に解放されたことが分かった。 外務省によると、常岡さんはKRGから過激派組織「イスラム国」(IS)との関連を疑われ、モスル近郊で10月下旬に拘束。取り調べを受けていた。7日午前(日本時間7日午後)に解放され、在イラク日本大使館員に保護された。健康状態に問題はないという。常岡さんは8日夕に日本に帰国する予定。 常岡さんはツイッターで「釈放なう。ご心配をおかけしました」とコメント。拘束された理由を「ISのキーホルダーを持っていたため、ISのメンバーと間違われた」と説明している。常岡さんは、ISが支配するイラク第2の都市モスルの奪回作戦をKRGの支配地域側から取材していた。