学校法人「森友学園」(大阪市)が開校を目指した小学校の設置認可などをめぐり、大阪府議会に参考人招致された籠池泰典・前理事長は10日の本会議で、国有地の取得について鴻池祥肇参院議員に働きかけていたことを改めて認めた。この際に封筒を持参したことについて「中身について錯覚されていたのだろうけど、『無礼者』とおっしゃった。なかなかの迫力で、失礼なことをしたのかなと思った」と語った。 籠池氏は国会での証人喚問の時と同様、私立小学校の設置基準の緩和や、設置認可の申請に関し、日本維新の会の東徹参院議員、自民党府議だった故・畠成章氏らに相談したことも改めて語った。東氏はすでに面会したことは認めているが、不当な働きかけは否定している。 さらに、自民府議から「安倍昭恵夫人から本当に100万円の寄付があったのか」と質問されると、「100万円の授受は当然ございました。私の記憶が明確に残っているということは、確実に